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吉本隆明が語る戦後55年 第7巻
吉本隆明が語る戦後55年 第7巻

吉本隆明が語る戦後55年 第7巻
初期歌謡から源氏物語まで/親鸞とその思想

発売日:2002年02月01日

吉本隆明他著 吉本隆明研究会編

ISBN:978-4-87919-207-3 / C1330 / A5判 / 160頁

定価2200円(税込)

サイト内で購入する。

日本発=世界思想のすべてを語り,論じ,考究する.
吉本隆明が自ら語る「戦後55年」の足跡1500枚を完全収録.


全12巻の内容
【吉本隆明が語る戦後55年】
(各巻に以下の通り収録――週刊読書人1995年8月18日~2000年3月31日掲載『吉本隆明戦後50年を語る』のオリジナル原稿を再整理し注釈を付す)

第1巻 60年安保闘争と『試行』創刊前後  
第2巻 戦後文学と言語表現論  
第3巻 共同幻想・民俗・前古代  
第4巻 フーコーの考え方  
第5巻 開戦・戦中・敗戦直後――『マチウ書試論』を中心に  
第6巻 政治と文学をめぐって/心的現象・歴史・民族  
第7巻 初期歌謡から源氏物語まで/親鸞とその思想  
第8巻 マス・イメージと大衆文化/ハイ・イメージと超資本主義  
第9巻 天皇制と日本人  
第10巻 我が少年時代と「少年期」  
第11巻 詩的創造の世界  
第12巻 批評とは何か/丸山真男について

※上記の他に、各巻に下記の内容を掲載
【現在への発言】
(吉本隆明によるホットな社会・政治・文化時評/語り下ろしで毎号収録)
【吉本隆明との出会い】
(さまざまな分野の人々へのインタビュー)
【時代の中の吉本隆明】
(60年代の吉本隆明/70年代の吉本隆明/80年代の吉本隆明他)
【批評】
(吉本隆明の諸著書や思想を対象とする評論)
【その他】
(吉本隆明が提起したさまざまなテーマを受けての諸論考)


吉本隆明が語る戦後55年[第8回] 初期歌謡から源氏物語まで

●宣長の『源氏物語』の読み方には主題主義否定の観点が入っている 
●今の文芸作品がもっている作品形成の要素をすべてもってる『源氏物語』 
●『源氏物語』は現代語訳で現代小説と同じように読むのがいい 
●音数律から考えられる和歌の起源 
●「起源以前」を物語る枕詞と二重地名 
●歴史時代へ入っていく方法論としての現在性と歴史性が凝縮された地点 
●鎌倉時代の制度にみる幕府と朝廷の不思議な権力関係
●日本に見られる宗教的な威力にかかわる二つの統治形態 
●武家の頭領としての実朝と宗教的な首長としての実朝の問題 
●日本の権力のあり方における連続性と非連続性をどう捉えるか 
●武家政権は武力で朝廷を圧倒しながら日本国の統治者になろうとしないのはなぜか 
●「生きた神的権力」はけっして正面から覆すことはできない 
●アジア的な権力の基本は貢納制にある
●贈与における物に付着した霊力と資本主義における物に付着した労働力 
●ナショナルに対するインターナショナルなものが世界的・普遍的なものではない
●インドをモデルにしたマルクスの「アジア的」概念では見えてこない日本
●西欧の哲学や文学を「こちら」から捉えることを試みた『書物の解体学』
●自分のなかでの組み立てへの疑問から何でも飛びついてみた時期

吉本隆明が語る戦後55年[第9回] 親鸞とその思想

●親鸞に最初に触れた文章の基には三木清の『親鸞』があった 
●教義を集大成した『教行信証』よりも『歎異抄』に切実さを感じた 
●親鸞の考えはほとんど一念義に近かった 
●「首の皮一枚」で固執してきたマルクスの思想 
●マルクスの思想とのつながりが曖昧できわどい今の場所 
●親鸞は俗人・僧侶の境界を取り去って宗教的な解体をなしとげた 
●蓮如は一念義を多年義に変え非僧非俗思想を隠して教団を広げた
●一向一揆と蓮如の思想は別にして考えないといけない 
●親鸞は仏教の解体運動の一つとして仏教のもつ差別性を解体した
●現在の思想は無意識のうちに普遍宗教・普遍理念を目指している
●親鸞には民間信仰に妥協しない面と受け入れる面の二重性がある 
●天皇制が存続し得た一つはどんな宗教も受け入れる融通無碍さにある 
●第三次産業の発達と第一次産業の減少によって天皇制の理念性は意味を失っていく 
●天皇制以前と高度資本主義の先を同時に掘ってゆくという課題
●キリスト教や仏教をいくら拡張しても世界的な普遍宗教にはなり得ない
●ヴェイユの政治理念としてのソ連批判と戦争否定の徹底さを評価する
●真の偉大さは無名性の領域にしかないところに到達したヴェイユ
●日本のことを論じながら世界性とつながる方法
●日本で唯一,紋切り型へのはまり込みから脱していた柳田国男と折口信夫


[現在への発言] アメリカ同時多発テロ ・・・吉本陸明+山本哲士

[連載資料] 心的現象論1 ・・・吉本隆明