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ラビリンス
ラビリンス

ラビリンス
科学の隠された意味を探る

発売日:2001年10月25日

ピーター・ぺジック著 小沢元彦訳

ISBN:978-4-87919-148-9 / C0040 / 四六判上製 / 224頁

定価2530円(税込)

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近代科学は自然というラビリンス(迷宮)に踏み込むために、どのような「導き糸」を必要としたのか。


作家・音楽家・科学者・教師という四つの顔をもつ著者の、六人の科学者をめぐる「知への愛」の物語。

ウイリアム・ギルバート、フランシス・ベーコン、ヨハネス・ケプラー、アイザック・ニュートン、アルバート・アインシュタイン、フランソワ・ヴィエトなど、よく知られた六名の科学者をとりあげながら、自然という「迷宮」の奥深く「隠された」秘密と格闘する彼らの内的動機とその業績=作品を、気鋭の物理学者兼音楽家が、第一級のミステリー作品を読むように、鮮やかに解読する知的興奮に満ちた科学読本。人文系の読者にもおすすめできる一冊。


序章

I  闇にかざす小さなともし火

第1章 愛の磁気哲学
●近代磁気学の父 
●地球は巨大な磁石である 
●地球と磁石の親子関係 
●磁石の魂 
●磁石の愛

第2章 海の翁をねじ伏せる
●学問の大革新をめざして 
●自然を拷問にかけた男 
●『プロテウス、あるいは物質』
●囚われの身の女王に接するように

II エロスの変容

第3章 傷ついた探求者
●『プロメテウス、あるいは人間の条件』
●『スフィンクス、あるいは科学』
●スフィンクスの謎を解いた男 
●プロメテウスの後秘書たち

第4章 プロメテウスの創造
●技術と自然 
●ディオニュソスの両面 
●個人的なエロスからの解放 
●オルフェウスの再生

第5章 新しいアトランティス
●科学のユートピア 
●ユートピアの結婚制度 
●科学と信仰 
●変容したエロス
●ユートピアの人口問題 
●ペンセレムの未来

III 大いなる解読事業

第6章 迷宮の鍵
●「自然の書」
●初期の暗号とその解読の歴史 
●ベーコンと暗号 
●ベーコンが考案した暗号
●暗号解読の技術 
●「自然の書」を読み解く 
●「誘導」の方法

COLUMN ▼ヴィジェネルの多表式換字暗号

第7章 すべての問題を解決するために
●フランソワ・ヴィエトの生涯 
●代数学の誕生 
●ジョン・ディーの受難 
●イタリアの代数学
●記号代数学の誕生 
●「自然の書」の解読への応用

IV 神を探るスパイ

第8章 橋の上のケプラー
●新年の贈り物 
●コペルニクスの宇宙論との出会い 
●運命の日 
●『宇宙の神秘』
●チコ・ブラーエとの出会い 
●『新天文学』
●最初の挑戦 
●惑星をめぐらせる力
●円軌道を捨てて 
●『新天文学』の完成 
●『世界の和声論』

第9章 浜辺のニュートン
●『プリンキピア』 
●理性の時代の賢者にして王者 
●光学 
●秘密主義 
●聖書の研究
●代数学を超越する幾何学 
●「わたしは仮説を捏造しない」
●隠された真理を求めて 
●生命の力

第10章 ボートに乗るアインシュタイン
●出航 
●光速で走りながら光を見る 
●「個人的な鎖」への嫌悪
●科学の神段に天使が降り立ち……
●法則の中の法則 
●神はサイコロ遊びをなさらない
●逃げ去るプロテウス 
●解けない暗号

参考文献

訳者あとがき