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「脱亜超欧」へ向けて
「脱亜超欧」へ向けて

「脱亜超欧」へ向けて
日本は欧米アジアの限界をどう超えるか

発売日:2001年11月30日

呉善花(お・そんふぁ)著

ISBN:978-4-87919-579-1 / C0036 / 四六判 / 224頁

定価1620円(税込)

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世界はこれ以上,欧米的な考え方ではやっていけない!


日本には「西欧的な世界」とも「アジア的な世界」とも違う,日本人の特異な感受性に支えられた「もう一つの世界」がある─その可能性を徹底的に探った待望の文化評論


はじめに-欧米が主導する世界は終わった

序章 日本のなかの「もう一つの世界」の可能性

西欧中心の進化論的歴史観の崩壊
全体と個の不調和があらゆる面で進んでしまった世界
日本が抱え込んでいる「もう一つの世界」

第一章 積極的「受け身志向」の謎──発想

執拗に受け身の立場に立とうとするのはなぜか
外国に例を聞かない受け身の用法
誰に「住まわせていただく」のか
未来の出来事への根本的な受け身志向がある
超越的なカに対する受け身はなにを意味するか
日本人は成り行きを重視する
「おのずから」という考え方
能動的受け身という不可解さ
他力の信仰と絶対受け身の思想
「甘え」と受け身の関係

第二章 自と他を分離しない世界へのこだわり──自己

「自己主張が弱い、主体がない」といわれるのはなぜか
なぜ自己主張が弱くみえるのか
自己をカッコに入れて人の話を聞く
「言わずともわかる」というコミュニケーション文化
人々の自然な調整作用で生み出される秩序
日本人は神さまのように生きようとしてる?
「お陰さまで」とは誰への感謝なのか
外発的な自己と内発的な自己
『我が輩は猫である』のなかの植物的生命への関心
状況に応じて生きようとする自己
日本人の神経の細かさの由来
対象との同化意識の強さと身体技術
同化意識の強さは外交面で問題が出てくる
世界をリードした科学技術製品の開発から学ぶこと
世界の先端的な流れの自覚的なとらえ返しが急務である
主体を消し去る日本人の独特な関係意識

第三章 いのちのはかなさを愛でる心──美意識

いのちのはかなさに触れて感動する日本人
素材の持ち前のあり方を生かす文化
日本文化の特質は「未開社会」に由来するかのようだ
自然と人間を対等なものとみなす感受性
日本人は自然音を人の言葉のように聞いている
自然と人間を同じに考えた時代があった
自然に対する感受性を生き続けさせた農耕文化との融合
アジア的な世界と「前アジア世界」の混合
縄文以来の「柱立ち」文化の伝統
感受性だけで綴られる世界
食物の適度な豊かさがあったという条件
「半孤立温帯海洋国家」としての日本

第四章 どこまでも共生を目指すシステム──社会

絶対基準を立てようとしない日本人
共生主義と共存主義の違い
生活上のルールを厳格に守る
世界に例のない緊張の文化
安心でさる存在としての他者
敵を味方にしてしまう社会
「なにが正義か」よりも共生が優先する社会
事前会議で物事を決める習慣
決定的な対立回避の方法
部族社会とよく似た会議のやり方
制度の外に会議の実態がある
伝統と現在の融合で生まれた日本的な平等社会
自然な調整作用をより豊かなものに

第五章 日本が当面する最大の危機──安全

世界一安全な社会がさらされている危機
オーム事件で明らかになった日本
毒物事件は共同社会への根源的な挑戦だ
仲間意識の解体と共同社会からの個人の孤立
日本と韓国の受験熱の違い
「お受験熱」世界からの暴力的な脱出
十七歳-無意識の損傷
乳幼児期に致命的な精神ダメージを受けている

第六章 世界の課題は「脱亜超欧」にある

近代の世界の枠をはみ出している現代世界
「ネオリベラリズム改革」の成功は一時的なものにすぎない
中間層が完全に崩壊したアメリカ社会
社会・文化・自然と融合していく経済政策を
日本の構造改革を第二の敗戦体験とする考え方
「超革新」と「超保守」を視野に入れた改革へ
「脱亜超欧」という言葉で言いたいこと
特異なソフトアニミズムとしての神道
神道は自然信仰以前の精神性に由来している
近代物質文明は精神史を衰退・退化させた
日本人の「社会性」を経済に浸透させていく方法

あとがき